平成15年3月19日、阿南ひまわり会館で徳島大学大学院工学研究科の村上 仁士教授を迎え「来るべき南海地震・津波に備えて」と題して、地震・津波対策セミナーを開催しました。
 村上教授は、地震や津波の発生メカニズムや過去の南海地震などで発生した被害を紹介し、「近い将来高確率で発生が予測される地震は非常に大きいといわれている。過去の資料から自分の町の弱点を知って防災力を高めてほしい」と呼びかけられました。
 
阿南市の皆様に地震・津波に対する知識を高めて頂きたく、ご提供頂きました資料に海抜を書き込んだ図を掲載致します。
 ピンク色は、次に来る南海地震(M8.4級:安政南海地震を想定)による津波浸水予測箇所、黄色は、阿南市における1946年昭和南海地震津波の浸水箇所です。これらは、平均潮位時(東京湾中等潮位TP+0)に津波が来襲すると仮定したものであり、もし、満潮時に津波が来襲すればさらに浸水範囲は広がるもので、最悪の場合を仮定しているものではありません。
 なお、
津波の規模は、安政南海地震の想定で、高さ約7メートルの波が、地震発生後約36分で阿南市に到達すると考えられています。
 また、市内の海岸沿いの東北部では、液状化(地震によって地盤が一時的に液体のようになってしまい、地盤の上の建物を傾かせたり沈ませたりする。)の可能性が高く、また、海抜高度が低いため注意が必要です。
 これらの想定に対し、阿南市では、平成15年度に県と共同で地震対策事業計画を作成し、様々な事業を通じ、地域住民の皆様へ情報を提供し、地震防災に対する意識高揚と防災対策の一層の推進を図る予定とのことです。
 
政府発表によると、今後30年以内に南海地震が発生する確率は40%とあります。
 来るべき災害に備え、行政・地域住民が一体となって、防災に対する認識を高め、防災のための行動を起こしましょう。

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